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 1.ドックフードの種類  2.市販のドックフード選び方
ドライフード
ウェットフード
手作りフード
与えてはいけないとされているもの
食餌の回数
おやつ
「正規品」と「並行輸入品」
並行輸入フードと正規フードの違い
良心的なペットショップで購入しましょう。
自宅でのフードの管理
おやつの与え方・選び方
犬の食餌の危機

2.市販のドックフードの選び方

先代のコリーを飼っていた頃は、ドックフードと言えば、ドライフードの種類も数種類に限られており、今のようにホームセンターやペットショップも乱立していませんでした。
けれど、今はドライフードだけでも、数限りなく販売されていて値段も安価なものから高価なものまで様々です。
しかも、ほとんどが日本国内で製造されたものではなく、海外からの輸入ものがほとんどです。ここで問題なのは、日本は島国であるので輸入品はほぼ船に揺られて何日もかけて海を渡って運ばれているということです。そして、その後、倉庫で管理されて店頭に飾られて私達が手に取り、愛犬の口に入るまでの品質保持に危険が潜んでいるということです。
まず、ここではドライフードを選ぶ時に知っておいて欲しい「正規品」と「並行輸入品」について述べさせて頂きます。
「正規品」と「並行輸入品」
みなさまは、「正規品」「並行輸入品」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか?
輸入フードには、主にこのふたつに分けられます。
「正規品」とは、海外のメーカーとメーカーの日本法人や輸入商社が、正規の輸入代理店契約を結び、正規の手続きを経て輸入される製品の事を言います。
「並行輸入品」とは、海外で買い付けした商品を個々の手続きによりそのまま輸入した製品を言います。
外国産のドッグフードの場合、外国の気候と日本の気候が違うので日本向けにフードの内容を日本向けに変えている場合も有ります。また、輸入に際し、賞味期限切れ物や他のフードを混入したたりして格安で売るなどを防止するために、日本で自社のフードを販売しても良いと認めた代理店でのみ輸入販売を許可している会社も少なくありません。そうした正規の輸入経路で輸入販売されている製品を「正規品」と言います。
正規品のパッケージには必ず「正規品」と表示がされ、日本語での成分表示やフードに関する説明が記載されたシールが貼られています。また、パッケージそのものを日本向けに作られたものとなっている場合もあり、明らかに「正規品」と「並行輸入品」では、パッケージのデザインが違うこともあります。
メーカーによって、「正規品」と「並行輸入品」には成分的に大差が無い物もあるようで、値段も並行輸入品は割安なので購入する人も多いようですが、「安全である」保証が無いのが現状です。
並行輸入フードと正規フードの違い
並行輸入品は、海外の市場に出回ってから輸入されるケースがあります。その為、賞味期限の曖昧な商品や場合によっては、期限改ざんなどがあります。人間の食品ですらそうした事件が頻発しているのですから、ドックフードでそうした事が行なわれていても不思議では有りませんね。当然そうしたフードは、開封した時点で既に酸化が進んでいるフードもあります。
時々、同じドックフードを与えているのに急に食べなくなったというワンちゃんがいます。これを単なる犬のワガママと片付ける前に、フードの品質を疑って見て下さい。犬は人間の何倍もの嗅覚を持っています。酸化したフードを見抜いて食べたがらない場合もあります。見えないカビの混入もありますので要注意です。
輸入に際しても正規代理店が輸入する正規品は専用のチャーター便で輸送され、温度・湿度もしっかり管理されています。それに比べ並行輸入品はコストを抑える為に混載船便などが利用されるので輸送に時間が掛かり温度や湿度は外気以上になり、長時間サウナで蒸された状態で輸入されているものもあります。この様な輸入経過が並行輸入品に見られる品質低下による嘔吐・下痢などのトラブルの原因とも言われています。
こうした並行輸入品の輸入状況では、湿気からカビが発生するケースも頻発します。酷い輸入業者になるとロスを減らすために、防腐剤や防カビ剤を添加したりジャンクフードを混ぜたりすることもあるのだそうです。本当に驚きです!!その為、輸出している側の本国では存在しない内容量やパッケージの詰め替え商品の可能性もあるほど危険なのが現状のようです。
並行輸入品は、確かに正規品に比べて安くてお財布には優しいかもしれません。しかし、愛犬の健康には優しいものでは無い可能性が高いので十分に注意して下さい。
良心的なペットショップで購入しましょう。
本当に良心的なペットショップは、正規輸入品を置いています。決して、仕入れ値も安いものではありませんから、安易な値下げはできませんが、賞味期限が迫っているからと理由を表示してセールをしていたりします。
フードについて、曖昧な知識しかないお店では決して買わないようにするのが望ましいと思います。
まずは、飼主自身が愛する犬のために正しい知識を持てるよう勉強してあげて下さい。
自宅でのフードの管理
ドライフードの場合、ほとんどのフードは油で揚げています。油は最も酸化による品質の悪化の激しいものですので、まとめ買いしすぎて劣化させないように気をつけましょう。また、密封された容器に移し替えて、湿度の低い冷暗所で保存するように心がけて下さい。
缶詰なども、一度開封した缶のままで保存せず、タッパに入れ替え、何日も保存することが無いようにして下さい。
お腹の弱い犬や、食欲の無いワンちゃんは特に注意してあげて下さい。
おやつの与え方・選び方
本来、犬にとっておやつという概念はありません。おやつを食べるのは人間だけで有り、犬にとってはおやつも食餌の一部なのです。ですから、「我家では、おやつは与えません!」でも全く問題の無いことです。しかし、飼主の指示に従ったご褒美に食べ物を与えたり、訓練をしたい時に利用したりなど、犬の躾けには必要になるのもおやつです。上手に利用して、愛犬のとのコミニュケーションの道具とすることもできます。
但しもおやつも、食餌同様に充分に吟味したものを与えるようにしましょう。お腹の丈夫なワンちゃんなら問題無いものでも、アレルギーのあるワンちゃんや、体質的に弱い部分のあるワンちゃんには、おやつでも深刻な影響を与え兼ねません。
これは、フードにもいえる事ですが、犬用の食べ物に使用されている油脂類には気をつけてあげて下さい。人間の食品以上に賞味期限の改ざんや、保存状態の悪いものも少なくありませんので、酸化したものを与えないように気をつけましょう。
体調を崩したり、体調に変調があった場合、外的要因と共に食餌やおやつも疑ってみて下さい。
食餌とおやつを含めて、一日の栄養摂取バランスを考えて太りすぎや、栄養の偏りに注意しましょう。人間と同様に太りすぎは病の原因となり、足腰や関節の負担ともなり寿命を縮める原因ともなります。食餌の管理は飼主の責任です。責任を持って吟味してあげて下さい。
犬の食餌の危機
実は、つい最近も犬の市販のフードに関して怖い事件がありました。2007年8月には、「=緊急=死を呼ぶドッグ・フードについて」カナダのペットフード大手メニュー・フーズ社が北米で販売した犬と猫向けのペットフードの大規模回収・無償交換を開始したという記事が時事通信を通して配信されました。 同社商品を食べて少なくともペット10匹が死んだため、ペットフードの安全性に対する懸念が強まり、飼い主に混乱も広がってちよっとした騒動となりました。この時は、北米で販売されている缶詰製品が主だったのですが、その回収リストの中には、アイムスやユカヌバ、ニュートロなど、日本でも有名なブランドの名前も有りました。しかも、一社でこれだけ販売しているうえに、回収対象が絞れないということは生産ラインが同じということなのでしょう。その後の報告では、北米生産のドックフードなれど、原料は中国からということで、使用されていた中国産の小麦に工場の害虫を駆除する殺虫剤が混入していたということでした。                
これが、ドライフードで有ったなら、並行輸入品として日本の店頭に並んだ可能性は高く、犠牲になったワンちゃんもいたかもしれません。気をつけたいものです。
これ以外にも、ペットフードの食の安全は、人間用よりもずっと危険にさらされています。カビの混入や腐敗など、犬は敏感に感じ取ったりします。賞味期限内のフードであっても、店頭に並ぶまでの保存管理状態や自宅での管理状況によっては、品質の劣化も考えられます。愛犬がいつものフードなのに匂いを嗅いだだけで口にしなくなった場合は、そうしたことも考慮してあげましょう。
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