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さて、終生のパートナーという上記の中でも触れましたが、人間と同様に犬の病気に対する知識と医療が発達した昨今、長寿と言われるワンちゃんが増えてきました。それは本当に嬉しく喜ばしいことなのですが、それと同時に老犬介護の必要性も生じるようになりました。
ここでは、そうした犬の介護にについてと、いずれは訪れる愛犬とのお別れについて述べさせて頂きたいと思います。
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まずは、私の体験からお話させて頂きます。
私の家庭では、子供の頃から犬がいる生活でしたがいずれの犬も介護体験をすることが無く、お別れの日を迎えました。当時は、獣医師の数も少なく、動物病院そのものもそれほど多く有りませんでした。フィラリアに対しての知識も乏しく、その予防法も知られていないような状態でしたので、私が子供の頃に飼っていた犬達はそうした予防もしていませんでした。
私が小学生の高学年の頃にお別れすることとなったヨークシャ・テリアは、まだ2歳という若さ(私自身が子供だったので正確な年齢は覚えていません)でしたが、フィラリアが原因で亡くなりました。しかも、旅行に行くので獣医さんに預けて行ったにもかわらず、旅行から戻って迎えに行った時には既に亡くなっていたというショッキングなお別れでした。
その後数年間は犬を飼うことができずにいた両親を説得して、次に迎えたのが先代の雄のコリーで、彼は11歳目前まで病気という病気をすることも無いまま、ある日を境に足腰が弱り、一週間足らずで電池が切れたかのようにリラックスポーズのまま亡くなっていました。さすがに、もう一生犬は飼わないつもりでいたのですが、結婚して家を購入したのを期に家族が飼いたいというので再び犬を飼うこととなり、私に犬種の選択権が与えられたので、迷わずコリーを選びました。コリーは、一度飼うと忘れられない犬なのです。
今回は、私が飼ったどの犬達よりも、いつか来るであろうお別れの日を意識して飼っています。そして、どの犬よりもお腹が弱く、病院通いの多い犬です。きっと、こんな私なので、ミルキーのような犬がやって来たのでしょう。それだけに、どの犬達よりも学ばされることが多く、思い入れも強くなりました。
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(だから、こんなホームページも作っているのでしょうね(笑)
そうした自分の自身の体験があるので、いつも犬以外のペットを飼う時も、いつか来るお別れの日を強く意識しながら、日々を送っているところが有ります。
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体調が悪い時は、いつにも増して甘えん坊になるミルキー。 |
それは、決して悲しいことでも寂しいことでもなく、だからこそ、一緒にいられる今の幸せを意識し、噛みしめられる気がするのです。 |
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人間よりも寿命の短い犬を飼うのですから、そうした覚悟を持って飼うことは、当然だと思うのです。愛犬を失って悲しみの余りに何も手につかなくなり、無気力になるなどのペットロスに陥ることを愛犬は決して臨んでいないことでしょう。
私達飼主の感情を読取り、落ち込んでいる時は心配そうに顔を覗き込み、精一杯愛想を振りまいて元気付けようとしてくれる犬達なのですから。
なので、私はいつも異種多頭飼い。いつも寿命の違うペットを数種類飼っています。
それでも、将来に訪れるであろうミルキーとのお別れを迎えた時は、立ち直るまでしばらくかかることでしょう。その時は、すぐにまたコリーをお迎えするかも・・・なんと思っていたりします。
しかし、それも私達飼主が健康で体力がある限りに言えることで、飼主が先に旅立つことほど犬にとって不幸なことはありません。それゆえに、私達飼主が、愛犬をお見送りできることは幸せなことなのだと思うのです。 |
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さて、私の経験と考えはここまでにして、実際に介護を経験されている方の様子をご紹介したいと思います。 |
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私と同じコリーの飼主さんで、2008年3月現在、13歳と6ヶ月になるメスのコリー2頭を筆頭に、12歳1頭、10歳2頭、6歳3頭と、総勢8頭のコリーを飼っていらっしゃる「わん!家」をご紹介致します。
全て、ご自分のところの繁殖犬なので親子兄弟姉妹なので、年齢が同じ犬が多く介護も同時になり、ほぼ付きっ切りで介護されています。 |
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13歳の茶々ちゃんと、エンジェルちゃん
自力では立ち上がるのが困難なので、
ママのわん!さん特性の介護ベストを着ています。 |
「今まで、沢山の楽しい思いをさせて貰ったので、最後までお世話させて頂く!」それが飼主であるわん!さんの想いです。足腰の弱ったシニアさん達が自力で起きれない時に起こしてあげたり、ふら付いている時には、すぐに支えてあげられるように背中に持ち手のついている介護ベストを作って着せて貰ってます。 |
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エンジェルちゃん、ポンチョがお似合いです。 |
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老犬になると体温調節ができなくなるので、コリーといえども寒さに弱くなるということで、お外に出る時には、その上からポンチョを羽織って貰って出ます。
ちゃんと下のベストについている背中の持ち手が出るようになっています。
わん!さんの工夫と愛情を感じますね。 |
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また、年老いて足腰が弱ってくると、自力で食べるのも困難になって来るようです。 |
日によって、食欲が落ちてきたり、それぞれの犬の性質によって好き嫌いがあったり、日々の食餌にも苦労するすることも有ります。
わん!家の大シニアのエンジェルちゃんも、食餌が進まない日も多く、お母さんの手でスプーンから食べさせて貰うことが多いようです。こうなると、人間の老人介護と変わりませんよね?
でも、エンジェルちゃんのお顔を見ていると、ほのぼのと幸せな風景に見えるのは私だけでしょうか? |
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わん!お母さんにご飯を食べさせて貰っている
幸せそうなエンジェルちゃん |
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もちろん、体調にも波があり、人間の老人同様に、あちらこちらと悪いところが出てきます。茶々ちゃんもエンジェルちゃんも、発作や痙攣、膀胱炎etc・・・色々な故障が起きているようです。ですから、医療費も大変、お薬の量も大量です。 |
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しかも、13歳2頭と12歳1頭の同時介護なので、半端ではありません。ほとんど付ききりで介護し、少しでも変化があるとすぐに対応、病院へも連れて行くことを憚りません。
本当に献身的な介護で、私は素晴らしいと思っています。 |
ミルキーが介護の必要な犬となった時、私はここまでしてあげられるだろうか?
いいや、してあげなければと思ったりしています。 |
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すやすやと、気持ち良さそうに眠っているエンジェルちゃんの姿を見ると、ずっとこのまま長生きして欲しいと願わずにはいられません。
しかしながら、実際の介護は本当にご苦労も多く、大変なことでしょう。
犬を飼うと言うことは、こうした老後の日々もひっくるめて、終生パートナーとして見守り、世話し、見届けることを意味しているのです。
私達は、それをしっかりと認識して犬を迎え入れ、飼い続けなければならないと思うのです。 |
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そんな素晴らしい飼主のお手本のようなわん!さんのブログはこちらから
また、涙せずには読めないコリーのエディ君の介護日記も
ハンカチ片手に是非ご覧下さい。 |
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