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コリーの仔犬の育て方
 1. お迎えした日  2. 食餌の与え方  3. 予防注射・駆虫・病院  4. 運動と犬舎
 5. しつけと訓練  6. トリミングと耳セット  7. おかしいな?と思ったら 8. フィラリア予防

2.食餌の与え方

 ★良い犬は、口から作られる?
 ★犬は肉食?生肉が良いの?
 ★仔犬の食餌の与え方
 ★食餌は、ドックフードで良いの?
 ★食餌の献立の立案例
 ★食餌での注意・留意点
良い犬は、口から作られる?
「犬作りは口から」と言われているように、犬を立派な成犬に育てるのに最も大切なことです。特に、大型犬であるコリーは、数ヶ月でグングン成長していきます。仔犬の頃の食事はその後の犬の生涯における骨格を作り、内臓を作りますので、食育管理に充分に心を砕かなければなりません。
犬は肉食?生肉が良いの?
コリークラブ発行『仔犬の育て方』によると、「長い間の人間との共同生活の中で、犬は本来の肉食動物から、雑食に耐える動物に変わってきています。しかし、だからと言って犬が人間と同じ雑食であると考えることは誤りです・・・肉食動物としての本質的な意味が薄くなっていることは確かですが・・・あくまでも、その主食は動物タンパクでなければならないということを銘記していただきたいと思います。」と、あります。
歯や唾液、胃や腸などの消化器官などの機能を比較しても犬が典型的な肉食であることは間違いないとされています。しかし、最近のドックフードなどを見ても「ラム&ライス」や「ベジタブル」などが売られているのを見ると、どうも疑問に感じてしまいますね。
実は、肉食動物は自然界の中で獲物を捕らえた際に、真っ先に食べるのは獲物の筋肉部分ではなく、腸なのだそうです。獲物となる動物は草食動物ですから、腸の中にはある程度消化された草が入っています。肉食動物は、獲物の腸と、その中にある炭水化物を一緒に食べることで、バランスの良い栄養を得ることができるということなのです。私達が肉だと思っている筋肉部分ではなく、腸の部分を食べることで中にある消化された野菜も摂取していたんですね。
このことから考えると、犬の理想の食事とは高級な生肉などではなく、消化の良いたんぱく質と適度な炭水化物ということになります。
しかし、あくまでも犬の主食は、動物タンパクで、炭水化物が副食と考えなければなりません。
仔犬の食餌の与え方
生後2ヶ月前後 1日4回。5時間間隔
  (午前7時、12時、午後5時、10時)に与える。
3〜7ヶ月 1日3回。
8〜10ヶ月 1日2回。 成犬では、1日1回でも良い。
@ 水分の多い流動食のようなものや、量を増やすために水分を加えるのはよくない。食べやすい程度のしめりけ具合で良い。
A 新鮮で脂肪の少ない牛肉は生で与えても良い。
B 犬の頭の大きさが胃袋の大きさと同じくらいなので、1回量は、それを基準として適量を与える。
C 便は健康のバロメーターなので、便の状態を確認しながら、量や与える種類を考える。
D 犬にも個体差があるので、犬の状態を見ながら成長の家庭に応じた種類と、組合せ、量などについて工夫しながら、自分の犬に最も適する食事を見つけるのが飼主の愛情です。
食餌は、ドックフードで良いの?
さて、それでは何を与えるのが一番良いのでしょう?ドックフード?手作り食?
一昔前は、ドックフードなんて種類も少なく、食べているワンちゃんも少なかったはずです。それが今は、一体どれくらい種類があるの?というくらい膨大な種類のドックフードが出回っています。値段も安価なものから人間の高級食並みの高価なものまで様々です。
日本で犬といえば、ミックス(雑種)が一般的で、食餌も人間の残り物が当たりまえでした。今は、外国産の純血種が主流となり、それと同時に種々様々なドックフードが輸入されています。確かに、ドックフードは、栄養バランスも考えられており、何よりも忙しい飼主にとっては便利なものです。
ドックフードについての利点や問題点については、思うところがありますので別のコーナーでお話したいと思います。ここでは、仔犬の食餌ということで述べさせて頂きますと、飼主さんの都合に合わせて、手作りフード主体かドックフード主体かを選択し、そこに仔犬に必要な栄養をパランス良く組合せるようにします。
欧米では、サポート食という位置づけのドックフードですが、日本ではドックフードがパーフェクト食のように扱われています。が、決してそうではありません。どんなに良いドックフードを与えていたとしても、成長期の仔犬には、パン、うどん、ごはんなどの炭水化物、卵黄や煮干、野菜、牛肉、鶏肉、などを加えるなどの工夫をするのが理想的です。
食餌の献立の立案例(コリークラブ発行「仔犬の育て方」より)
栄 養 素 食    物 留  意  点
たんぱく質 獣鳥肉類・魚類・乳類・
鶏卵・大豆・大麦
新鮮な肉は生のまま与えて良い。
穀物はよく煮て与える。
炭水化物 米・麦・野菜・イモ類 調理されたデンプンは水分が多く、
実質は5分の1に満たない。
脂  肪 動物の脂肪(ラード・ヘットなど)
大豆・ごま
たんぱく質・炭水化物に比べて
2倍以上のカロリーがあり、
少量で良い。魚油、鯨油は避ける。
各種ミネラル カルシウム
(牛乳・鶏卵・魚・肉・野菜)
リン・鉄・マグネシュウム・ヨードなどの無機質
成長期には、カルシウムが特に
必要とされるが、成犬でも
新陳代謝のために
常に必要である。
食物中に広く踏まれている。
食塩は極少量で良い。水は重要。
各種ビタミン ビタミンA
(バター・ミルク・卵黄・肝油)
その他のビタミン群
(B1・B2・B6・B12、
ニコチン酸、C、Dなど)
食物中に広く含まれている。
バランスのとれた与え方をしないと
育成に悪影響がある。
ビタミンCは、体内で自給している。

◆以上をふまえた、献立例

(手作りフードの場合)
@パン・うどん・ごはんなどの炭水化物の中から1つか2つを選ぶ。
A牛肉・魚肉(小魚丸ごとをふくむ)、鶏肉などの中から1つは必ず選ぶ。
 (最近では、馬肉やラム肉も入手し易くなってぃますので、それらでも良いと思います。)
B野菜はくず野菜でよいから必ず与える。
(ドックフード主体の場合)
@ドックフードは、最初に繁殖者が与えていたものを継続すると良い。
総合栄養食と謳っている場合は、メーカーでは水だけで良いと記載しているが、パン・うどん・ごはんなどの炭水化物、野菜、牛肉・魚肉(小魚丸ごとをふくむ)、鶏肉など、栄養のバランスを崩さないように混ぜて与える。
手作りフード・ドックフードにかかわらず
@乳製品はできるだけ与える。煮干、卵黄、バター、チーズなども良い。
A野菜はくず野菜でも良いから与える。
Bエビオス、ビタミン剤、カルシュウム剤、ビタミンE製剤、肝油などを与えたいが、投与の仕方については繁殖者や獣医師に相談して慎重にする。
Cいつでも飲めるように新鮮な水を常時用意して置いておく。
Dお腹が弱い場合は、ビオフェルミンSの顆粒などを加えることによりお腹の調子を整えることもできる。
以上を参考に、仔犬の消化状態を見ながら調節します。
食餌での留意・注意点
これは、私の個人的意見ですが、最近は、お腹の弱い犬が多いように思えます。お腹が弱くない犬は、皮膚にトラブルがあったり、何かとアレルギー傾向が強くなっている気がします。これは飼主が、ドックフード会社の宣伝などに感化され、いつの間にか既成のドックフードに依存しするようになったからではないでしょうか?昔は犬のアトピーやアレルギーなど耳にすることはありませんでしたが、現在はそうした犬が非常に多いです。人間のアレルギーなども、アレルゲンに一定以上に接触または、摂取することによりアレルギーが引き起こされると言われています。つまり、偏った食餌や、アレルゲンに過度に触れる環境にいることが関係しているらしいのです。ドックフードしか与えられない犬は、毎日毎日、同じ食品、同じ栄養を摂取し続けることになります。こうした偏った食餌がアレルギーを引き起こすという可能性は、否定できません。
こうしたことから考えると、仔犬の時期から同じ既製のドックフードを与え続けるのは良い事ではなく、ドックフードと共に上記にあげた食品をプラスしていく工夫が大切なのだと言えます。
 ※また、最近では食の安全についての疑惑もありますので、良いドックフード選びについては、こちらもご参照下さい。
現在、我家のコリーは二代目ですが、大変お腹が弱くすぐに下痢をしてしまいます。
特にアレルギーがあるわけではありませんが、今思うと、「既製のフードに頼りすぎていた?」と、反省しております。
それに比べて、先代のコリーは、11歳で亡くなる数ヶ月前までは、病院のお世話になったことがほとんどありませんでした。この差は何かと考えるなら、先代が仔犬の頃には、ドックフードはほんの少量で、主に牛肉のミンチと白米、茹で野菜などを中心に与えていたのでした。二代目はその反対にドックフードが中心で副食的に茹で野菜やヨーグルト、白米などをほんの少し加える程度。
今は、これがいけなかったのかと反省しております。
特にドックフードに含まれている油がミルキーには合わなかったようなので、それにもっと早く気付いてあげれば良かったと反省しております。
2歳になった現在まで、色々なフードや栄養剤を試して見ましたが、今与えているドライフードと生食、そしてビオフェルミンの組合せでほぼ安定しています。

ドックフードは、万能食ではありません。また原材料も人間用とは違い政府や公的機関のチェックはありません。粗悪な材料と、保存、保管管理することでコストを抑えているものも少なくありません。充分に注意して選んであげて下さい。
できる限り、仔犬の繁殖元、ブリーダーさんから勧められたものを与えてあげましょう。

私のお薦め
【ドライフード】
アボ・パピー 
(幼犬・母犬用)

アボダーム
は、安全で消化しやすい自然食の製造業者として、1947年に家族経営でスタートし、一切の化学的防腐剤、合成着色料、人工添加物を使用せず、今日までその伝統を守っているあぼ・ダーム社のドックフードです。
「森のバター」とも呼ばれるアボガドを主成分にし、スキン&コートトラブルの改善と予防を目的とし作られ、皮膚・被毛のトラブル対策・体臭・口臭・便臭の軽減・ノミの附着率軽減・光沢のある毛艶・豊かな毛ぶき・肥満予防があります。
ミルキーのお友達達にもご紹介しましたが、そのほとんどのワンちゃんが今までのフードよりも体調に良い変化が見られました。
(主原料)
鶏肉粉、玄米、米粉、米糠、鶏脂肪、亜麻仁、乾燥アルファルファミール、アボカドオイル、魚肉粉、レシチン、乾燥醸造酵母、ローズマリーエキス、セージエキス、タンパク分解酵素、各種ビタミン、各種ミネラル。
我家のミルキーも食べている
アボダーム
(幼犬・母犬用)です。
アーテミス 
ラージブリードパピー
アーテミスは、アメリカの愛犬向け専門誌で『最高』の評価をいただき、25ヶ国での販売実績があります。アメリカの『トップドックフード部門』で唯一『金賞』を受賞した商品です。ヒューマンレベルの原料から作られていおり、化学物質、防腐剤、人工着色料、香料など、健康を害する人工添加物は一切含んでいません。また、健康に悪影響を与える砂糖や、消化しにくい大豆、トウモロコシ、小麦等は一切使用せず、・消化の悪い牛肉や、肉副産物(内臓や羽など食用残部)は使用していません。
アーテミス ラージブリードパピーは、幼年期に必要以上のタンパク質を摂取すると骨形成不全症にかかる可能性がある中型犬・大型犬の ための幼年期専用フードで、成犬に比べ運動量の多い幼犬のために、成分量も調整しています。
(主原料)
鶏肉・七面鳥・鶏肉ミール・七面鳥ミール・子羊肉・玄米・大麦・オート麦・鶏肉脂肪(ビタミンE&C、マンネンロウエキスを含む)・ドライ卵・魚肉・天然調味料・カノラ油・亜麻種子・新鮮ジャガイモ・新鮮豆・新鮮リンゴ・クランベリー・ドライチコリ根(プレビオティック) 。
アーテミス
ラージブリードパピー
用です。
【生食】
バーフダイエットicon バーフダイエットicon は、ミルキーの主治医の獣医さんからのお薦めの、お肉を中心とした生の食材をブレンドして冷凍加工フードです。
オーストラリア産の肉類(ビーフ、チキン、ラム、ポーク)に、骨、野菜、果物など厳選した生の食材をブレンドして冷凍加工。加熱により壊れやすくなる食材本来の栄養分と風味を閉じ込めた、とても美味しい総合栄養食です。人工着色料、合成保存料、化学薬品を一切含まず、また、肉類には抗生剤を一切使用しない、オーストラリア農林水産省において安全性が証明されたもののみを使用しております。もちろんAAFCOの栄養基準もクリアしています。犬にとって必要な酵素やアミノ酸を全て含んでいるので、体内が活性化し肥満の解消、皮膚や被毛の健康にも効果的です。生肉ですので、通常のドライフードと比べて非常に嗜好性が高く、普段のフードはもちろん、食欲がない日の食事としても使用することができます。
(主原料)コンビネーションの場合
材: 牛肉、ラム肉、鶏肉、豚肉、粉砕牛骨、牛心臓、牛腎臓、粉砕フラックシード、野菜(ブロッコリー、セロリ、ほうれん草、人参、チンゲン菜)など、培養ケフィア、果物(りんご、梨、グレープフルーツ、オレンジ)など、アルファアルファドライパウダー、ケルプドライパウダー、肝油、にんにく、亜鉛、マンガン、ビタミンE(合成保存料、人工着色料は一切使用しておりません。)
備考: 【保証分析値】
粗蛋白:14.00%以上粗脂肪:9.00%以上、粗繊維:1.00以上水分:70.00%以下、粗灰分: 3.00%以下、カルシユム:0.70%以上、リン0.30%以上
カロリー約511kcal(1枚あたり)
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我家のミルキーも食べている生肉のフリーズドライ製品です。チキン・ビーフ・ポーク・ラム・ガンガルー・コンビネーションなど、愛犬の好みや体調で選べます。
【ミルク】
メインバーグ ゴートミルク
(ヤギミルク)

ヤギミルクの脂肪球は牛乳に比べて6分の1と小さいので消化吸収にも優れ、下痢や便秘を起こす心配も少なくなっています。 そのためデリケートな消化器官に負担を与える事もなく、燃料となる脂肪、エネルギーとなる炭水化物の供給をうながします。お腹にやさしいミルクです。
メインバーグ ゴートミルク
は本来、人用として作られており、厳密な衛生・品質管理の下に生産された、防腐剤、抗生物質、成長ホルモン(BGH)を含まない安心のヤギミルクです。
ゴートミルクの脂肪球は小さく消化吸収に優れているので、生まれたばかりや虚弱な動物のデリケートな消化器官に負担を与える事がないので、離乳期や成長期の仔犬にはもちろん、アレルギーや体調不良、病中病後や夏バテによる体力の低下時の栄養補給に、またガン予防、免疫強化、日頃の健康維持に効果があると考えられています。
(主原料)
100%ヤギミルクを低温殺菌し、スプレードライにて粉砕し粉末加工する際にビタミンD3と葉酸を加えました。牛乳と比べてゴートミルクはカルシウムが13%、ビタミンB6が25%、ビタミンAは47%も多く含まれています。さらに塩化物、銅、マンガンも豊富に含まれています。
【サプリメント】
イミューンナチュラル
ミネラルエイド

全犬・全猫 兼用
シェルティに比べると、コリーは、お腹がデリケートな犬が多いようです。大人になるにつれて丈夫になるわんちゃんもいるようですが、少しのことでお腹を壊すわんちゃんも少なくありません。
その大きな原因は、腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスが良くないということにあるようです。人間の場合も、乳酸菌飲料やサプリメント、ビオフェルミンやビオスリーなどの整腸剤を愛飲している人も少なく無いように、ワンちゃんにもそうしたものが有効のようです。
イミューンナチュラル・ミネラルエイド(酵素)は、米糠に薬草・クマザサ・松葉・桑葉・ヨモギ・タンポポ・クローバー・昆布・ワカメといった新鮮で生命力豊かな多種類を人工的な力を一切加えず、浸透圧で自然にエキスだけを抽出し、これを長期間自然発酵させたものです。
酵素の働きにより便や腸の状態を良くします。下痢や軟便になりやすい子に最適です。ふりかけとしてのご利用も便利です。
お腹の弱さに悩む、多くのコリー・シェルティの飼主さんが実際に使用して、効果を実感しているサプリメントです。薬では無いので劇的にすぐに効果が得られるものではありませんが、毎日の食事にプラスしているうちにいつの間にかお腹の悩みが解消されているという感じの天然サプリです。
(原材料)
米ぬか、植物抽出成分(クマザサ、松葉、桑葉、ヨモギ、タンポポ、クローバー、コンブ、ワカメ等)醗酵物
我家のミルキーも、仔犬の頃からデリケートなお腹に苦労していましたが、ミネラルエイドを与えるようになって、お腹も壊しにくく、お腹を崩しても回復が早くなりました。フードにふりかけて混ぜて与えると、食いつきも良く美味しそうに食べてくれる、お薦めのサプリメントです。
参考文献:コリークラブ発行「仔犬の育て方」
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