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コリーを迎えるにあたって


モデル:FORTISSIMO犬舎のビーンズちゃんと仔犬たち

いよいよ、コリーをご家族に迎えられようと決心。
でも、一体どこに行ったらコリーに会えるの?
ペットショップでシェルティの仔犬を見たことはあっても
コリーの仔犬を見たことがある方はほとんどおられないはずです。
大型犬で今や希少犬種となってしまったため
一般のペットショップの店頭に
コリーの仔犬がいることはまずありません。


1.どこへ行ったらコリーに会える?

社団法人日本コリークラブ(JCC)
私の場合、先代も、今のミルキーも、ペットショップを介さず、コリーを自家繁殖させているブリーダーさんから直接お譲り頂きました。しかし、コリーのブリーダーさん自体、何処で探せば良いのか・・・と悩まれるでしょう。
コリーの場合は、希少犬種であるので、乱繁殖されると、近親での繁殖となる可能性もあります。
その結果、血が濃くなって犬の身体そのものに影響が出てしまう恐れがあります。
また、遺伝的に交配してはならない組合せもありますので、大変危険です。
コリーの場合は、「日本コリークラプ(JCC)」という、牧羊犬および家庭犬としてのコリー犬種(コリー、スムーズコリー、シェットランドシープドック、ボーダーコリー)の固有のケンネルクラブが有ります。JCCでは、犬舎登録や血統書の発行、展覧会や訓練審査会なども行っています。他の犬種のほとんどが、「日本ケンネルクラブ(JKC)」での登録でJKC発行の血統書となっていますが、コリーの場合は、55年前からJCCという固有の単独ケンネルクラプが有りますので、ほとんどの場合がJCC登録犬です。ショー用の場合、JKCとJCC両方に登録されていることも有ります。
コリーを初めてお迎えになられる方は、まずは、こちらの「日本コリークラプ(JCC)」のホームページにある各支部に問い合わせて、展覧会やイベントを見に行ったりすると良いと思います。犬の場合、性格遺伝子は確実に遺伝すると言われています。コリーという犬の素晴らしさは、見た目の美しさだけでなく、その性格の魅力も大きいです。是非、コリーの本当の魅力を味わってから、ご家庭に合った仔犬をお迎え下さい。
また、「日本コリークラプ(JCC)」には、コリーを飼っていなくても入会することができ、毎月発行の機関誌「コリーファンシー」にも出産情報が掲載されています。
私個人の見解では、まず実際にコリーを見て、触れ合い、会員さんからブリーダーさんを紹介して頂くのがベストだと思います。なぜなら、コリーをお迎えしてからの様々な疑問、飼育法、訓練、コリーとの暮らしの楽しみ方などを親切に教えて頂けますので、まずは「日本コリークラプ(JCC)」の展覧会やイベントを見学に行かれることをお薦めいたします。
ほとんどのJCC会員のブリーダーさんは、展覧会に出展する犬を育成・訓練・管理することを楽しみとされ、趣味の範囲で繁殖を行われているので、一般の業者さんとは異なります。
中には、コリー&シェルティを専門として繁殖、販売をされおられる方もいらっしゃるので、そちらに問い合わせてみると良いと思います。
JCC会員のブリーダーさんについてはリンク集をご覧下さい。
犬の出産は春と秋が多く、生後2ヶ月前後で親兄弟から引き離されて、新しい飼主さんの元へ行きます。生まれる前から、予約されている場合もありますし、生まれてから譲渡を考える場合もあります。私は、犬との出会いも縁なのだと思っています。どうぞ、あなたにも良いご縁がありますように。
そして、しかりと勉強、準備してから、素敵なコリーとの生活をスタートしてみて下さい。

2.コリーを迎える準備

「ちょっと、仔犬を見に行くだけ。」と、実際のコリーの仔犬ちゃんを見てしまったら・・・・
まず間違いなく、帰宅するあなたの膝の上にはかわいいコリーの仔犬がいることでしょう。
それから、慌ててお迎えの準備となっては仔犬もかわいそうなのでできれば、準備をしてから出かけて下さい。いよいよコリーをお迎えすることが決まったら、どんな準備が必要でしょうか?
◆お迎えするために必要な準備
コリーをお迎えすることを決定したら、犬を飼育するのにふさわしい環境を整え準備をする必要が有ります。
室外の犬舎で飼う場合でも、予防ワクチンが済むまでは室内に置き、ある程度成長する(6ヶ月くらい)までは屋内で管理します。成犬になれば、比較的寒さには強い犬ですが、暑さにはとても弱犬なので、暑さ対策を考え、できるだけ風通しの良い飼育環境を用意してあげて下さい。もちろん、寒さに強いと言っても人間よりは強いというだけで寒さは感じないわけではありませんので、防寒対策も必要です。日光に当たらないと骨の病気になりますし、日差しに当たりすぎも白内障やコリーノーズなどの疾患を促す場合もありますので適度な日当たりと日陰、風通しが必要です。
室内で飼う場合は、フローリングの床は犬の足には良いとは言えません。できれば、廊下敷きや絨毯などを敷いて、足や関節への負担を軽減してあげて下さい。
日中は屋外、夜は室内など住環境に応じて管理をするのも良いと思います。コリーという犬の性質に合った飼育環境を整えてお迎えしてあげて下さい。
また、かじられて困るもの壊されたくないものは片付け、ホース、コード類なども犬の届かない場所にまとめます。漂白剤・殺虫剤、防虫剤など、危険なものは片付けましょう。

◆お迎えする日までに必要なアイテム
@サークルまたは、ケージ
コリーを室内で飼う場合はもちろん、室外の犬舎で飼う場合でも、予防ワクチンが済むまでは室内に置き、有る程度成長するまでは屋内で管理します。コリーの仔犬は好奇心が旺盛で、色んなものを噛んでみたり、探検してみたり、トイレのしつけができてなければ、粗相もします。仔犬の安全確保と、飼主さんの管理のためにもサークル、またはケージを用意して下さい。サークルやケージは、安心してくつろぐことのできる仔犬のための個室です。
かわいいからと甘やかすと、どんな賢く、性格の良い犬でもワガママになってせっかくの資質も台無しになってしまいます。けじめのある生活をさせることで、難しい訓練をしなくとも有る程度の聞き分けを身に着けることができるのがコリーの良さです。
また、サークルに慣れさせておくことで、留守番をさせる時の誤飲などの事故を防ぐこともできますので、必ず用意しましょう。

ペットサークル ケージ
我家の場合は、室内飼いなので、ペットサークルを利用してます。また、将来ペット可のホテル等へのお泊り旅行をするなら時などには、折畳めるクレイトを持っていると便利です。

A食器 (フード用&飲水用)
衛生のために消毒することや仔犬への安全面などを考えると、ステンレス製のものが良いです。アルミ製品は、金属が溶け出すなどの心配がありますし、陶器製も仔犬の頃は割ってしまう危険もあるので、使わない方が無難です。
水入れも、できれば同じステンレスボウルが良いと思いますが、ケージ内やサークル内に入れるとこぼしてしまう恐れが有ります。


ステンレスフードボウル
ケージの中に設置するなら、取り付け固定できるペットボトルを利用したウォーターノズルが便利で安心だと思います。


ウォーターノズル
また、有る程度成長したら、ウォータノズルから飲むよりもフードボウルなどからの方から飲みたがるようになるかもしれませんので、ハンガー食器 などを利用してもいいと思います。
お迎えしたワンちゃんの性格や成長に応じて、変えていくのがベストだと思いますので、まずはステンレスボウルと、ウオーターノズルを用意しておくと良いと思います。

Bトイレ
ブリーダーさんでトイレの躾がされている場合は、ご自宅でも同様にセットするのがベストです。まだ、躾のされていない仔犬の場合は、仔犬がやって来た日からトイレのトレーニングは始まりますので、必ず前もって用意してください。
コリーは、10ヶ月を過ぎると室内飼いでも散歩へ行くようになると、ほぼ散歩中に済ませるようになり、よほどのことが無い限りは、自分の寝床であるケージやサークル内ですることはありません。しかし、仔犬の時は回数が多いので、どうしてもトイレは必要となります。また、成長しても悪天候の日や飼主さんの都合で散歩へ行けない時のために、室内トイレでもできるように躾けておくと、飼主としては助かります。

メッシュトレー
サークル内に置くのならペットシーツをセットできるトイレトレーを用意します。留守番の時に、ペットシーツをはがしたり、齧ってボロボロにするなどのイタズラをしますので、メッシュカバーのついているタイプをお薦めいたします。
また、有る程度成長してからもトイレを利用させる場合は、体が収まらないものでは粗相をしてしまいます。
新聞紙見開きサイズのワイドトレイの方がワンちゃん自身も安心して用を足せるようです。
ペットトレーウルトラワイド
Cケージ内やサークル内に敷くもの
仔犬の時は、いたずらをしますし、なんでも齧ります。トイレのしつけができていない場合は、粗相をしたり、知らぬ間にうんちをしていて体中についてしまうなど、汚れることが多いです。タオルや毛布、犬用のベッドを入れてあげても、すぐにかじってビリビリのボロボロになってしまう場合もあります。
仔犬のうちは、汚すこと、洗い物が多くなることは覚悟しておきましょう。
成犬になるとそうしたいたずらも少なくなります。我家のミルキーは、自分のサークルで寝るときは、クッションを枕にして寝ています。冬は毛布をお布団のように敷いて自分で寝床を作ってクッションに頭を乗せて人間のような姿で寝ています。
そんなミルキーでも、仔犬の頃はクッションや犬用ベッドを破壊していました。とはいえ、今まで、親や兄弟と寄り添って寝ていた仔犬がひとりぼっちで寝ることになるのですから、何かぬくもりのあるもの肌触りの良いものを入れてあげたいところです。
飼主さんの古着やいらなくなったバスタオルなどを敷いてあげてるのもいいかもしれません。ただし、仔犬によっては、切り裂いた布を飲み込んでしまう子もいますので、良く観察し、危険なら取り上げましょう。
また、犬は地面を掘る修正も有りますので、トイレイ付きのサークルの場合は問題ありませんが、そうではないサークルやケージの場合は、下に防水シートやフロアーマットをを敷いておく必要があるかもしれません。

Dおもちゃ
ワンちゃんとのコミニューケーションをとりお互いの絆を育むには遊びは欠かせません。仔犬の頃は、ひっぱりっこや動くものに飛びついたり、ボールを追いかけたりするのが大好きです。(但し、歯が生え変わるまでは、ひっぱりっこ遊びには注意が必要です。)
人間の手や足に絡んで、かじって来たりもしますので、おもちゃを使って上手に遊んであげて下さい。遊びながら、人間の手足は齧ってはいけないものだ教えたり、いたずらしてはいけないものなどを教えたりすることができます。
いらなくなったスリッパなどで遊ばせたりすると、犬はスリッパは遊んで良いものだと思ってしまいます。犬には、古いものと新しいものなど区別できませんので、犬用のおもちゃなどを用意してあげて下さい。

靴下を脱がそうとつま先を引っ張るミルキー
「ノー」と言いながら
「いけないことだと」教えました。

ぬいぐるみも大好きですが、中の綿を出してしまったり、目や鼻に使われているボタンを噛み砕いて飲み込んでしまったりなのどの危険もあります。どんなに小さくても大型犬の仔犬です。おもちゃは犬用のものを用意しましょう。

管理人のお薦め
フェッチ(梨の木製齧り棒) プラッツ ドッグトーイバークレー
トゲが出ない梨の木(ペア・ウッド)製。
果樹木なので、食べてしまっても無害です。
レトリーブ遊びにも最適。

犬型のおもちゃの胴体に
プラスチック製のリングが付いていて、
咥えるとフエがなります。



コンパニマル
ママや兄弟と一緒に暮らしていた仔犬ちゃんにお薦めなのが、コンパニマルです。
ミルキーは、1歳を過ぎてからモニターとして頂いたので、実際には仔犬の時に使用しませんでしたが、ぬいぐるみとして今も愛用中です。このぬいぐるみは、ただのぬいぐるみではないのです。
実は、お腹の中に鼓動を刻むハートビート(心音)が入っていて耳を当ててみると、トクットクッという緩やかな音がします。また、ぬくもりが恋しい仔犬のために万が一齧っても安心なカイロが入れられるようになっています。ハートビート部分は電池式になっており、約2週間ほど連続して使用可能です。

お迎えしてからでも良いけれど、必要になるアイテム
Eリード、ハーネス
2回目のワクチン接種が済むまでは、お散歩には出れないので、その頃までに用意すれば良いのですが、病院等へ連れて行く際に必要になることも有ります。
コリーの場合、大人になると首の周りの毛が擦れてしまうので、首輪の使用は裂けたいところです。散歩の時は、首輪ではなく細いチョーク式(引っ張ると首が絞まる)のものを使用します。が、仔犬の頃は、引っ張りグセがあったり、リードの装着になれていなかったりするので、ハーネスタイプのものを使用しても良いと思います。
また、お散歩をするようになったら、公園等で自由に遊ばせてあけられるように、長さが伸縮するフレキシブルリードがあると便利です。
できれば、コード式(細いひも状)ではなく、テープ式(平らなテープ)のフレキシブルリードを利用して下さい。コリーのように活発に走り回るのが好きな犬種は、コード式だと足に絡んだまま走ると、摩擦で足が切れてしまったりして危険です。
F餌とおやつ
餌については、現在食べているものを確認し同じものを用意します。もし、同じものが入手困難な場合は、ブリーダーさんに1週間〜10日間分の餌を分けて頂き、徐々に新しいものに切り替えます。餌については、別のページで詳しくご説明したいと思います。
おやつに関しても同様です。仔犬の頃は、栄養が必要なので良く食べます。成長が止まる10ヶ月くらいまでは太りすぎの心配は少ないですが、食べ過ぎるとお腹を壊したり、アレルギーの原因となったりします。出来る限りおやつは躾のご褒美程度に抑えます。お迎えしたばかりの頃は、仔犬の用のボーロなどが安心です。また、犬用のガムを与えてもかまいませんが、食べすぎないように途中で取り上げたり、飲み込まないよう注意しながら与えて下さい。
我家の犬は、ガムを全て食べてしまうことは少なかったので、心配はありませんでしたが、飲み込んでしまうワンちゃんには、注意が必要です。

3.コリーを迎えに行く

いよいよ、待ちに待ったお迎えの日♪
コリーちゃんのハウスとなるケージもトイレ、フードボウル、水入れ、おもちゃ、などの準備もできてウキウキワクワク。
でも、仔犬の方は生まれた時から一緒だった母親や兄弟姉妹からも引き離されて、知らないところへ連れてこられるのです。不安でいっぱいな仔犬ちゃんの不安を少しでも軽減できるようにお迎えしてあげて下さい。
車で行く時は、二人以上で行ってひとりが仔犬の様子を見てあげられるようにするのが理想です。ご自宅に着いた時は、静かに眠れる場所でゆっくりと休ませあげましょう。
お迎えに行く当日に必要なアイテム
仔犬を連れてくるキャリー
いよいよ、念願のコリーの仔犬のお迎えです。
実際に仔犬をお迎えする時は、ブリーダーさんに直接お迎えに行ったり、飛行機で空輸されて来たりと様々かもしれません。
もし、車で自分達で迎えに行くのでしたら、大抵の仔犬は初めての乗り物で、乗り物酔いをしてしまったり、粗相をしてしまう可能性がありますので、ペットシーツやバスタオルなどを持参して行くと良いと思います。
小型犬なら、お出かけ用のペットキャリーを購入して持参して行くのがベストだと思いますが、コリーの場合はすぐに大きくなってしまい使用できなくなってしまいます。何か代用できるバスケットなどにタオルとペットシーツを敷いたものを持参して行くと良いかと思います。
生後90日で2回目のワクチンを終えるまでは外へ出して歩かせることができないので、それまでの利用としてキャリーがあると便利なケースもありますので検討して下さい。

マルカン ハードキャリーM
譲渡先のブリーダーさんの方で用意して下さったり、貸して下さる場合もありますので、事前に良く打ち合わせするのがベストだと思います。簡易的なものなので、車で行くならダンボールでも問題ありません。
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