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毎日の(散歩)運動は必須 |
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コリーの歴史でも述べられているように、コリーは、牧羊犬として作られた犬です。一日中広い牧場を走り回って仕事をしても疲れない強靭な肉体に作られています。ですから、朝晩の散歩が必須であるのはもちろんのこと、充分な運動量が必要となります。成犬の場合、4〜5kmのウォーキングを1日2回。できれば自転車並走でリズミカルに走らせます。
我家の場合は、排泄は野外でしかしませんので、雨でも嵐でも朝晩の散歩は欠かせません。また、週に2,3回程度近くのドックラへ連れて行って1〜2時間ほど自由に走らせています。 |
2. |
毎日のブラッシングは必須 (特に換毛期の抜毛は大量) |
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コリーの魅力のひとつである被毛は、暑さ、寒さを防ぐ鎧のようなものです。しかし、その優雅で実用的な被毛を維持するための、毎日のブラッシングは欠かせません。特に耳の後ろや足の付け根の柔らかな毛はブラッシングを怠ると、フェルト状になってまいます。ブラッシングをすることにより、皮膚の血行を促し、皮膚を清潔に保ちます。反対にブラッシングやシャンプーを怠ると、皮膚病などの原因となります。
コリーは春と秋の換毛期には大量の毛が抜け換わります。特に雌の場合は、ヒート(発情期)から4ヶ月後の換毛は短期間に大量の毛が抜けます。この時期は、いつもより念入りにブラッシングしなければなりません。
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これも個体差が有りますが、雄よりも雌の方が急激に抜け換わるものが多い気がします。
我家の場合は、2週間くらいで別の犬かと思うほどに抜けます。犬の抜毛が過度に気になるような方は、コリーの飼主には不向きだと思います。
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3. |
コリーは吠える事が仕事だった |
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コリーは、牧羊犬として羊を外的なから守るという役目から、敵の接近、危険をいち早く飼い主に知らせ、敵を威嚇するために吠えることは重要な仕事でした。特に、警戒を知らせる声は響きます。コリーの吠える声は数キロ先にまで届くといわれるほど通る声をしていますので、密集した住宅街で飼うには、それ相応の訓練や躾け、または飼い方の工夫が必要です。コリーの中にもよく吠えるタイプと、それほど吠えないタイプがいますが、ほとんどの場合、吠えると考えていいと思います。
我家のミルキーもよく吠えるタイプのコリーですが、室内で飼っており、玄関や通りから離れた部屋に居るので、自宅にいる時は、ほとんど吠えません。しかし、ドックランで他の犬と遊ぶ際には、良く吠えますし、自分の要求を相手に伝えようとして私や周囲の人間にも吠えて意思表示します。
これとは反対に、先代のコリーは、日中は庭で放し飼いにしていたので、来客や通りの異音などに対してよく吠えていましたが、散歩中など戸外ではほとんど吠えませんでした。
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4. |
コリーは家族の一員として暮らしてこそコリー |
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コリーは非常に人間の表情や心の状態を敏感に察知する犬です。そして、常に飼主と一緒にいたいという欲求も強い気がします。いわゆる玄関先、庭先に繋いで飼う番犬ではありません。コリーを飼う方には、是非その性格の素晴らしさを実感し、コリーとの素晴らしいドックライフを満喫するためにも、家族の一員としてお迎えして欲しいと思います。 |
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できるなら室内飼い、または屋外飼いでも、常に愛犬と触れ合える環境で飼育して頂きたいと願います。
コリーは、小さな動物や子供にも優しい犬です。我家は、うさぎと一緒に暮らしていました。
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コリーは大型犬 |
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ご存知の通り、コリーは大型犬です。雌は雄よりもやや小さめにはなりますが、雄は体高55〜65cm、雌は50〜60cm、体重も23〜35kg以上になります。これだけの体で抱きつかれると大人でもよろけてしまいます。最低限の訓練が必要です。
また、先代の雄のコリー(最盛期34kg)が11歳近くで亡くなる前の数日間は、散歩の途中で歩けなくなり、抱いて帰宅したことが何度かありました。
寿命は10年前後と言われていますが、それなりの飼育スペースと、老犬になった時期に抱きかかえられる体力が必要です。 |
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6. |
雌雄の差と特徴を知っておく |
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さて、コリーをお迎えすると決められた時に、雄にするか雌にするかをお考えになられることでしょう。もしかしたら、雄も、雌もさほど変わらないと思われる方もおられるかもしれません。
一般的に、初めて犬を飼われる場合は、雌の方がラクだと言われています。それは、雌の方が雄よりも素直で大人しい犬が多いと言われているからです。また、雄に比べて雌の方が小柄な場合が多いですが、これらにも個体差が有ります。
そもそも、犬はオオカミ族だった頃から受け継がれた、群れの中で自分の順位や縄張りを守り、子孫を残そうとする本能を持っています。特に、雄の方が闘争本能が強く、物に対する固執度も雌よりも高いと言われています。
しかし、コリーの場合、雄の犬であっても、もともとの性格がおっとりした子も多く、訓練や環境によってコントロールすることは可能ですし、性格にも個体差がありますので一概には言えません。
コリーの雄犬の方は、雌犬よりも体が大きい子が多く、被毛も豊かでゴージャスです。その分、毎日のお手入れやトリミングも大変になりますし、力も強く体力もあるので、散歩や運動量も雌よりも多くなります。また、お散歩の時のおしっこの回数(マーキング)も雄犬の方がはるかに多く、雌犬は基本的にはマーキングはしません。
そして、雌犬の場合は、なんと言っても子供を産むことができるのですが、そのために1年に1回〜2回のヒート(生理・発情期)があります。この時期は一ヶ月くらい続き、雄犬との接触はもちろん相性の悪い雌犬との接触も避けなければなりません。さらに、その3〜4ヵ月後が換毛期となり、驚くほど毛が抜けてしまったりします。(ヒートについてはこちらをご参照下さい。)雄犬はヒートが無い代わりに、雌犬のヒートの臭いで発情します。場合によっては、数キロ離れた場所の臭いも嗅ぎ分けて、脱走することもあるので注意が必要です。
コリーの雌雄それぞれに良さがありますし、個体差も大きいく影響します。犬の性格遺伝子は必ず遺伝すると言われていますので、ブリーダーさんの元で両親犬やその親(祖父祖母犬)などの性格を教えて頂き、自分の理想、好みの個体を譲って頂くのが一番だと思います。雌雄の差についてもブリーダーさんにご確認されると良いと思います。
(私は、コリーに関しては虚勢・避妊は奨励していません。但し、病気予防など必要なケースもありますので、ケースバイケースです。)
後は、飼主になられたみなさまの躾け、訓練次第ですが、コリーはどの犬もみんな素晴らしい素質を持っていますので、是非、その子の良さを引き出し育んであげて下さい。必ずや、あなたも「わたしのコリーに首ったけ」の親ばかさんになることでしょう。 |
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犬は飼主よりも短命で老いるのも早いことを知っておく |
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コリーだけに言えることではなく、犬を飼う人全てが認識し、責任を自覚して欲しいことなのですが、犬は私達人間よりもはるかに寿命が短い生き物です。ほとんどの場合、私達よりも早く老いて死という別れを経験することとなります。これは大切なことで有り、むしろ飼主が先に旅立つことほど犬にとって不幸は無いかもしれません。 |
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ですから、私達のために一生を捧げてくれた愛犬に対して、誠心誠意の世話をしてあげること、最後まで看取りお見送りすることは、私達の飼主の責任なのです。また、動物医療も進歩した昨今、犬の寿命も延びています。 |
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病院の待合室でも寝てしまう13歳超えシニアのおふたりさん |
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それは喜ばしいことなのですが、人間の老人介護問題と同様に、犬にも老犬介護の必要性が生じて参りました。こうした事情も全て理解し、覚悟した上でこの魅力的なパートナーをお迎えして下さい。「死がふたりを分かつまで、心からの良き伴侶と」なるでしょう。
愛犬の介護とペットロスについては、「犬を飼う全ての方へ」のコーナーでも述べておりますのでご参照ください。
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